松柏(読み)ショウハク

デジタル大辞泉 「松柏」の意味・読み・例文・類語

しょう‐はく【松×柏】

コノテガシワ常緑樹。ときわ木。
《常緑樹は一年じゅう葉の色が変わらないところから》節を守って変えないことのたとえ。「松柏の操」

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精選版 日本国語大辞典 「松柏」の意味・読み・例文・類語

しょう‐はく【松柏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「柏」は、側柏(このてがしわ)扁柏(ひのき)・円柏(びゃくしん)などの常緑樹をいう ) 松と柏。また、四季に緑を保つ常磐木(ときわぎ)総称。転じて、節を守って変わらないこと、また、変わらずに永く栄えることのたとえ。
    1. [初出の実例]「為期不風霜触、猶似巖心松柏堅」(出典懐風藻(751)在常陸贈倭判官留在京〈藤原宇合〉)
    2. 「ひとり、深宮にましまして、松柏の御心さしかたく」(出典:御伽草子・釈迦の本地(室町時代物語集所収)(室町末))
    3. 「岩に巖を重て山とし、松柏年旧(としふり)」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)立石寺)
    4. [その他の文献]〔詩経‐小雅・天保〕

まつ‐かえ‥かへ【松柏】

  1. 〘 名詞 〙 松と柏。樹齢の長い常緑樹の代表として用いられる。
    1. [初出の実例]「松栢(マツカヘ)背の上に生(を)い」(出典:日本書紀(720)神代上(兼夏本訓))

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普及版 字通 「松柏」の読み・字形・画数・意味

【松柏】しようはく

松と柏。常緑の樹。〔論語、子罕〕くして、然る後柏の後なるを知るなり。

字通「松」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「松柏」の解説

松柏 (マツカエ)

植物。松と榧

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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