松田察(読み)まつだ さつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松田察」の解説

松田察 まつだ-さつ

?-? 江戸時代中期の女性。
石見(いわみ)(島根県)浜田藩江戸屋敷奥女中岡本道の侍女享保(きょうほう)9年(1724)道が藩主夫人付き局,落合沢野の辱めをうけて自害すると,懐剣で沢野をさし仇討ちをはたした。この事件は,のち浄瑠璃(じょうるり)「加々見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」として上演された。長門(ながと)(山口県)出身。名は佐都ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android