松田義之(読み)マツダ ヨシユキ

20世紀日本人名事典 「松田義之」の解説

松田 義之
マツダ ヨシユキ

大正・昭和期の版画家 東京芸術大学名誉教授。



生年
明治24(1891)年11月9日

没年
昭和56(1981)年9月9日

出生地
愛知県北設楽郡

別名
号=芳雪

学歴〔年〕
東京美術学校(現・東京芸術大学)図画師範科〔大正6年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲三等瑞宝章

経歴
青森高女、三重県立神戸中学で教えたのち、大正9年東京美校助教授となり、昭和15年同教授に就任、26年同校が東京芸術大学となるに伴い同教授となり、34年退官。この間文部省中等教員検定試験委員、文部省教科書編集委員を務めるなど、美術協会に貢献した。またエッチング草分けの一人でもあり、7年以降、帝展、新文展、日本版画協会展などに出品。「樹蔭」「ベービルの田舎屋」など風景画を多く描いた。著書に「美術の話」「手と道具」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松田義之」の解説

松田義之 まつだ-よしゆき

1891-1981 大正-昭和時代の教育者,版画家。
明治24年11月9日生まれ。青森高女などでおしえ,大正9年母校東京美術学校(現東京芸大)の助教授,昭和15年教授。文部省教科書編集委員などもつとめ,美術教育に貢献する。また銅版画にすぐれ,昭和7年から帝展,日本版画協会展などに出品した。昭和56年9月9日死去。89歳。愛知県出身。号は芳雪。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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