松葉ヶ谷(読み)まつばがやつ

日本歴史地名大系 「松葉ヶ谷」の解説

松葉ヶ谷
まつばがやつ

もと名越なごえに含まれた地名で、安国論あんこくろん寺・妙法みようほう寺・長勝ちようしよう寺などがある広い地域をさし、「風土記稿」も名越谷のうち東方四ヵ所の谷をいい、うち三ヵ所は長勝・安国論・妙法三ヵ寺の寺域であるという。建長五年(一二五三)日蓮鎌倉で最初に構えた草庵(御小庵)跡として、また文応元年(一二六〇)七月の松葉ヶ谷焼打ちという事件があった所として名高い。

元禄二年(一六八九)刊の「鎌倉名越松葉谷根本御小庵安国寺由来」は、もと「的場谷」と称していたのを日蓮が改称したと伝えるが、地名はおそらく松樹が多かったことに由来するのであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む