板倉殿(読み)いたくらどの

精選版 日本国語大辞典 「板倉殿」の意味・読み・例文・類語

いたくら‐どの【板倉殿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 京都所司代周防守板倉重宗が非のうちどころのない政治を行なったところから ) 非のうちどころのない人。また「非がない」と「火がない」にかけて、火が消えて冷たくなったこたつをいうしゃれ。
    1. [初出の実例]「周防どのは、才ある人にて、政事行るるに一生非なし、ひなきをめでて、板くらどのと申とかや」(出典:俳諧・五元集(1747)亨)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android