政事(読み)セイジ

精選版 日本国語大辞典 「政事」の意味・読み・例文・類語

せい‐じ【政事】

  1. 〘 名詞 〙 政治上の仕事やことがら。まつりごとのことがら。
    1. [初出の実例]「皇帝不事。百官各守本司。不務。過時乃罷。〈謂。不事者。不政事〉」(出典令義解(833)儀制)
    2. 「もろこしにも南朝の宋の世に恵琳と云し人、政事にまじらひしを黒衣宰相といひき」(出典:神皇正統記(1339‐43)中)
    3. [その他の文献]〔書経‐説命中〕

政事の補助注記

古くは「政治」と区別して用いられたが、次第に区別されなくなった。→「せいじ(政治)」の語誌

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普及版 字通 「政事」の読み・字形・画数・意味

【政事】せいじ

まつりごと。〔詩、小雅、小明〕昔我がきしとき 日方(まさ)に奧(燠)(あたた)かなり 曷(いつ)か云(ここ)に其れらん (いよいよ)蹙(せま)れり

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