林方役所跡(読み)はやしかたやくしよあと

日本歴史地名大系 「林方役所跡」の解説

林方役所跡
はやしかたやくしよあと

[現在地名]瀬戸市水北町

寛文七年(一六六七)藩は上水野かみみずの山脇の行殿やまわきのあんでん(水野御殿)官舎として、同地の水野正勝に命じて、春日井・愛知両郡(知多郡を加え、さらに東濃の一部を加えるとするものもある)山林取締りをさせるために林方役所を設置した。山方奉行所とも称し、水野氏が代々奉行を世襲した。機構は林奉行水野氏の下に手代六、目付五、案内兼同心締役二五、同心若干で、同心を各地の山林に配置して、巡回警邏に当たらせた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android