瀬戸市(読み)せと

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

瀬戸〔市〕
せと

愛知県北西部,美濃三河高原の西端にある市。1929年市制。1951年水野村,1955年幡山村,1959年品野町を編入。古来陶業で知られている。矢田川支流の瀬戸川に沿い,新第三紀層からなる南東部山地の下部に木節粘土蛙目粘土を含む瀬戸陶土層が分布する。安貞2(1228)年加藤四郎左衛門景正が宋の窯業技術を学んで帰国し,14年後この地に窯業の基礎を築いたといわれている。以後尾張藩の保護を受け発展。一方磁器は,文化4(1807)年加藤民吉が天草の製法を伝えたのが始まり。ノベルティ(商標入りの雑貨,小物など),和洋食器,ガラス,陶芸品を産し,海外にも輸出される。住宅団地も建設されて,名古屋市への通勤者が多い。北部および東部の山地とこれを刻む渓谷を中心に,愛知高原国定公園に属する。東海道自然歩道が通り,定光寺,岩屋堂の景勝地がある。小長曾陶器窯跡は国指定の史跡。面積 111.4km2。人口 12万9046(2015)。

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