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砂防 さぼうerosion control and torrential improvement

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

砂防
さぼう
erosion control and torrential improvement

造林などによって地面の浸食を防ぎ,山地の荒廃を防ぐとともに,堰などの構造物により,土砂,砂礫の移動を防止して,河川の上下流域の災害を予防すること,およびその工事をいう。砂防の目的で造られたダムを砂防ダムと呼ぶ。

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デジタル大辞泉の解説

さ‐ぼう〔‐バウ〕【砂防】

山地や海岸・河岸などの土砂の崩壊・流出を防止、あるいは調節すること。「砂防工事」

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

砂防【さぼう】

山地,河川,海岸等で土砂の崩壊・流出・移動等を防ぐこと。植林や石垣などで山腹の崩壊を防ぐ山腹砂防砂防ダムによる渓流砂防,砂丘の発達による陸地の荒廃を砂防林などで防ぐ海岸砂防等がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典 第2版の解説

さぼう【砂防】

山地,崖,海岸,河道などにおける土砂の崩壊,移動,流出による被害を防止すること,またはそのための工事をいう。土砂の崩壊,流出などによる被害形態には次のようなものがある。(1)山地や上流河道で生じ,流水で運搬された土砂が下流の河道に堆積し,河道の面積を小さくする結果,流水がはんらんしたり,沿川の排水が悪化するもの(一見,洪水災害のように見えるが原因は土砂にある)。(2)渓流などに堆積していた土砂が流水と混合して,いわゆる土石流となって急速に流下,はんらんし,人命を奪い,人家や耕地を埋没させるもの。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

さぼう【砂防】

山地・海岸・河岸などで、土砂・砂礫されきの移動・流出を防止すること。防砂。 「 -造林」

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

砂防
さぼう

土砂災害を防止するために山地、渓流、河川における土砂の生産、流出、移動を制御すること。山地では豪雨や融雪により山腹崩壊、地すべりが発生し、渓流では豪雨により土石流が発生し、人命、家屋、田畑、道路などに被害をもたらす。山地や渓流で生産された土砂を河川が運搬し、貯水池に堆積(たいせき)すると、貯水池容量が減少し、貯水池の機能を低下させる。下流河道で堆積すると、河床が上昇し、洪水氾濫(はんらん)の危険性を高め、また河川沿岸の土地の排水を困難にする。このような土砂の生産、流出、移動に起因する土砂災害を防止するために、砂防ダム、床固め工、護岸、山腹工、地すべり防止工などの砂防工法が用いられる。砂防ダムは上流からの流出土砂を貯留し、下流への土砂流出を抑制、調節したり、渓床・河床浸食、渓岸・河岸浸食を防止して土砂生産を抑制したり、土石流を抑止、減勢する。床固め工は渓床・河床浸食を防止して土砂生産を抑制し、渓床・河床の低下を防いで渓岸・河岸の浸食、崩壊による土砂生産を抑制する。護岸は渓岸・河岸を防護して渓岸・河岸浸食による土砂生産を抑制する。山腹工ははげ山や荒廃地に苗木などを植えて緑化し、降雨による浸食を防止し、土砂流出を抑制する。地すべり防止工には抑制工と抑止工がある。抑制工には地すべりの要因となる地下水を排水する地下水排除工、雨水・融雪水の浸透を防ぐ地表水排除工、地すべり頭部の土を除去して地すべり運動を緩和させる排土工、地すべり斜面の末端部に盛土して地すべり運動を抑える抑え盛土工などがある。抑止工には地すべり斜面に鋼管杭を打ち込んで地すべり運動を抑える杭工、地すべり斜面に大口径の縦坑(シャフト)を掘削し鉄筋コンクリートを打設して地すべり運動を抑えるシャフト工、鋼棒を地すべり斜面を通して岩盤まで打ち込んで地すべり運動を抑えるアンカー工などがある。川 登]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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