果物急(読み)くだものいそぎ

精選版 日本国語大辞典 「果物急」の意味・読み・例文・類語

くだもの‐いそぎ【果物急】

  1. 〘 名詞 〙 出されたくだもの菓子を早く食べたいと思う様子。また、それにしきりに手が出ること。
    1. [初出の実例]「目とどめ給ふ程にくだものいそぎにぞ見えける」(出典:源氏物語(1001‐14頃)東屋)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android