普及版 字通 「柎(漢字)」の読み・字形・画数・意味
柎
9画
(異体字)
12画
[字訓] あし・いかだ・うてな
[説文解字]
[字形] 形声
声府は付(ふ)。〔説文〕六上に「闌足(らんそく)なり」とあって、鐘鼓などの楽器を懸する器の台足をいう。俗にに作る。花の座の部分をも柎という。
[訓義]
1. あし、器のあし、鐘のあし。
2. ますがたの上の横木。
3. (ふ)と通じ、いかだ。
4. 不と通じ、がく、うてな、はなぶさ。
5. 拊と通じ、ゆづか。
6. 坿(ふ)と通じ、つける。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕柎 ヲサム・ハナブサ 〔字鏡〕 アナウラ・ハナノシベ・アナヒラ
[語系]
柎pioは花の座の部分、・膚phiuaは外被、phiu、phioは米穀。みな外皮としてあらわれるものをいう。
[熟語]
柎側▶・柎▶
[下接語]
柎・青柎・柎
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報