柏熊新田村(読み)かしわくましんでんむら

日本歴史地名大系 「柏熊新田村」の解説

柏熊新田村
かしわくましんでんむら

[現在地名]旭村柏熊新田

鹿島灘沿岸の丘陵上にあり、北は滝浜たきはま村、南は柏熊かしわくま(現鉾田町)。江戸時代は旗本領で、元禄郷帳の村高は一三二石余。幕末は内田氏が支配した(各村旧高簿)。弘化三年(一八四六)の柏熊新田畑開発取調帳(小堤家文書)に「先年とは家数も相違仕、天明年中頃迄は三十軒余も有之、只今は家数十三軒ニ相成人別相減シ別て私共村方困窮之百姓計りにて行届き兼、(中略)追々開発仕、御収納弥増候」とあり、江戸後期の農村荒廃が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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