染心(読み)ぜんしん

精選版 日本国語大辞典 「染心」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐しん【染心】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「せんじん」「せんしん」とも )
  2. 仏語性欲利欲などの煩悩にけがれた心。
    1. [初出の実例]「会婦人以足踏浣衣。其脛甚白。忽生染心、即時墜落」(出典元亨釈書(1322)一八)
    2. [その他の文献]〔大智度論‐二四〕
  3. よくないことに心を奪われること。

せん‐しん【染心】

  1. 〘 名詞 〙ぜんしん(染心)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android