染染(読み)そめそめ

精選版 日本国語大辞典 「染染」の意味・読み・例文・類語

そめ‐そめ【染染】

〘副〙 (「そめぞめ」とも。染めたばかりの意からとも、黒く染める意からともいう。多く「と」を伴って用いる) 墨跡もあざやかに、心をこめて書くさまを表わす語。転じて、こまごまと心をこめて。しみじみ。
浮世草子好色一代男(1682)六「後の朝の名残をそめそめと書つづけたる着物
※浮世草子・浮世栄花一代男(1693)三「そめぞめと語り出せば此男も泪(なみだ)に沈み」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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