柳の枝に雪折れなし(読み)やなぎのえだにゆきおれなし

ことわざを知る辞典 「柳の枝に雪折れなし」の解説

柳の枝に雪折れなし

柳の枝はよくしなうので雪が積もっても折れることがない。柔軟なものは、一見弱々しく見えるが、むしろ剛直なものよりもよく苦難に耐えることのたとえ。

[解説] 積雪の多い地方では、庭木の枝が折れないように雪吊りをしますが、柳は何もしなくてもほとんど折れることがありません。ここから人の生き方にも類推を働かせた表現です。

英語〕A reed before the wind lives on, while mighty oaks do fall.(大風に葦は生き延び、樫の大木が倒れる)

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android