柳俣開(読み)やなぎまたびらき

日本歴史地名大系 「柳俣開」の解説

柳俣開
やなぎまたびらき

[現在地名]大門町土合どあい

土合新村の南、大門川(庄川)右岸に位置。批把首びわくび百米木どめき下条げじようなか深沢ふかさわ出来田できでん(現高岡市)の六ヵ村の入会地を開発して生れた新開村(折橋家文書)。村名は開発時に川柳が繁茂していたことによるという。寛保二年(一七四二)に成立し、その後の変化も補筆した高免等書上帳(同文書)に柳俣開とみえ、享保一二年(一七二七)の新開で草高一八五石(うち二〇石は天明五年の手上高)、免四ツ二歩とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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