日本歴史地名大系 「柳水跡」の解説 柳水跡やなぎのみずあと 京都市:中京区本能学区柳水町柳水跡洛中名水の一。「山城名勝志」によれば上下二ヵ所あり、「上柳水在三条南西洞院東側北隅、下柳水在五条坊門南西洞院下柳水町東側、今絶」と位置が示される。このうち上柳水は現在の柳水(りゆうすい)町北側と釜座(かまんざ)町西側辺りに比定される。この地は、平安時代末期には崇徳院の御所があったところで、「今鏡」に「新(崇徳)院永治元年十二月九日ぞ三条西ノ洞院へ渡らせ給ふ、太上天皇の尊号をたてまつらせ給」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by