柴漬く(読み)フシヅク

デジタル大辞泉 「柴漬く」の意味・読み・例文・類語

ふし‐づ・く【×柴漬く】

[動カ下二]魚を捕るために、柴漬ふしづ1を仕掛ける。
「―・けし淀の渡りを今朝見ればとけむごもなく氷りしにけり」〈拾遺・冬〉

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精選版 日本国語大辞典 「柴漬く」の意味・読み・例文・類語

ふし‐づ・く【柴漬】

  1. 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 魚を獲るために、ふしづけをする。柴(しば)川水につける。
    1. [初出の実例]「ふしづけし淀のわたりを今朝みればとけんともせず氷りしにけり〈平兼盛〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)冬・二三四)
  3. 水中に沈む。入水する。
    1. [初出の実例]「まむなうが池にいきながらふしづけ申けるときく」(出典:幸若・大臣(室町末‐近世初))

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