20世紀日本人名事典 「柴田勝治」の解説
柴田 勝治
シバタ カツジ
昭和・平成期のスポーツ指導者 JOC名誉会長;日本大学名誉理事長。
- 生年
- 明治44(1911)年1月26日
- 没年
- 平成6(1994)年8月20日
- 出生地
- 岩手県二戸郡鳥海村
- 学歴〔年〕
- 日本大学高等師範部国語漢文科〔昭和7年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 藍綬褒章〔昭和47年〕,オリンピックオーダー銀章〔昭和58年〕,韓国慶煕大学名誉法学博士号〔昭和60年〕,京都文化賞(第5回)〔平成1年〕,勲二等旭日重光章〔平成5年〕
- 経歴
- 昭和初期に日大高等師範部でボクシング選手として鳴らし、昭和24年から20年間、日本アマチュアボクシング連盟理事長を務めた。27年ヘルシンキ、31年メルボルン五輪には監督として参加。42年に日本体協理事、44年日本オリンピック委員会(JOC)総務主事、47年札幌冬季五輪日本選手団団長を歴任。55年のモスクワ五輪では幻の選手団団長に終ったが、56年再びJOC委員長に選出され、59年にロス五輪日本選手団団長の大任を果たした。平成元年名誉委員長。組織のまとめ役としての優れた手腕と面倒見のよさで知られ、昭和56年〜平成5年日本大学理事長としてマンモス大学の経営を切り回した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報