栗林郷(読み)くりばやしごう

日本歴史地名大系 「栗林郷」の解説

栗林郷
くりばやしごう

中世の諏訪の郷村で、その名は承久元年(一二一九)の「諏方十郷日記」(守矢文書)に、「栗林□□丁南方五間半」とみえている。また、至徳四年(一三八七)三月の諏訪社上社神長官あての諏訪信有寄進状(守矢文書)には「くりはやしミなみかたかねこのさへもん入たうかあと田七たん、えいたいきしん状」とある。栗林郷は南北に分れていたと考えられ、「年内神事次第旧記」などには、栗林南方・栗林北方・栗林両郷などの名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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