栗笠村(読み)くりがさむら

日本歴史地名大系 「栗笠村」の解説

栗笠村
くりがさむら

[現在地名]養老町栗笠

岩道いわみち村の北東に位置し、牧田まきだ川と金草かなくさ川の合流地右岸側に立地。金草川を境とする烏江からすえ村および杭瀬くいせ川下流筋の舟付ふなつき村内にある川湊とともに濃州三湊と称される中世末以来の舟運の拠点であった。永禄六年(一五六三)一〇月五日付の親鸞聖人絵像裏書(専了寺蔵)に「当耆郡姫船郷栗笠村」とみえる。慶長郷帳に村名がみえ、徳永昌勝領で高五八四石余。元和二年(一六一六)の村高領知改帳では幕府領正保郷帳によると尾張藩領で、田四〇五石余・畑一九〇石余、湊役高八石。ほかに新開として田三三石余・畑三四石余があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android