栲綱の(読み)タクヅノノ

デジタル大辞泉 「栲綱の」の意味・読み・例文・類語

たくづの‐の【×綱の】

[枕]コウゾで作った綱が白いところから、「しろ」「しら」にかかる。
「―新羅しらきの国ゆ」〈・四六〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「栲綱の」の意味・読み・例文・類語

たくづの‐の【栲綱の】

  1. 栲綱は色が白いところから、「白」にかかり、また、「白」と同音を含む「新羅(しらぎ)」にもかかる。
    1. [初出の実例]「多久豆怒能(タクヅノノ) 白き腕(ただむき) 沫雪(あわゆき)の 若やる胸を」(出典古事記(712)上・歌謡)

たくずの‐のたくづの‥【栲綱の】

  1. たくづのの(栲綱━)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android