核異性体転移(読み)カクイセイタイテンイ

化学辞典 第2版 「核異性体転移」の解説

核異性体転移
カクイセイタイテンイ
isomeric transition

略称IT.核異性体間を,γ線を放出して転移する過程.準安定状態にある核異性体がγ線を放出してより低い励起状態または基底状態に遷移する.通常のα,β崩壊でもγ線放出を伴うが,選択律によってγ線放出過程がある程度の時間を経て起こるものをいう.時間の定義は明確でなく,10-6 s 以上,y 単位にまでわたる.転移後の娘核との核スピン差が大きい場合に起こる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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