日本歴史地名大系 「根ヶ布村」の解説 根ヶ布村ねかぶむら 東京都:青梅市根ヶ布村[現在地名]青梅市根ヶ布・東青梅(ひがしおうめ)吹上(ふきあげ)村の西に位置する。地内の天寧(てんねい)寺は小曾木(おそき)郷または勝沼(かつぬま)に所在したとし、また当地の諏訪明神(現虎柏神社)はそれらの地の惣鎮守であったと伝える。慶長一八年(一六一三)二月、新開地の新町(しんまち)村への入村を求める幕府代官回状(「仁君開村記」吉野家文書)の宛先に当村名がみえる。田園簿では田四六石余・畑三一石余で幕府領、ほかに諏訪大明神領三石・天寧寺領二〇石。これ以後も幕府領とみられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by