根扱(読み)ねこぎ

精選版 日本国語大辞典 「根扱」の意味・読み・例文・類語

ね‐こぎ【根扱】

〘名〙 樹木や草などを根ごと引き抜くこと。転じて、あますところなく取ること。根こそぎ。〔温故知新書(1484)〕
※狂言記・富士松(1660)「松をばねこぎにするぞ」
浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)五「夜盗におしいり〈略〉家財をねこぎに仕れば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android