家財(読み)カザイ

世界大百科事典 第2版の解説

かざい【家財】

史料上の用語に照らしてみると,家という語を,住居としての家に蓄えられた財産意味に理解する場合と,日本の家族制度である“家”に伝えられる家産の意味に理解する場合とに区別しておく必要がある。前者の意味で理解する場合には,すでに平安時代のころから,史料上にその存在を発見することが困難ではない。たとえば,野盗の類がある家に侵入して,その家に蓄えられた財産を奪い取った,とある場合などがこの例にあたる。したがって,この場合の家財の内容は,あくまで動産でなければならない。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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