根無水(読み)ねなしみず

精選版 日本国語大辞典 「根無水」の意味・読み・例文・類語

ねなし‐みず‥みづ【根無水】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 水が引き、あるいは流れが絶えてあとに残されたたまり水。
    1. [初出の実例]「孑孑(ぼうふら)やてる日に乾く根なし水」(出典:俳諧・太祇句選(1772‐77)夏)
  3. 本流も知れず、どこへとも知れず、野中を流れ行く水。
    1. [初出の実例]「初虹の下流るるや根なし水」(出典:妻木(1904‐06)〈松瀬青々〉春)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android