根際村(読み)ねぎわむら

日本歴史地名大系 「根際村」の解説

根際村
ねぎわむら

[現在地名]山辺町根際・みやまえ

大塚おおつか村の西、川支流摺鉢沢すりばちざわ川の小扇状地上に位置する。白鷹しらたか丘陵の東麓沿いに山野辺やまのべへ通じる道が走り、五宮ごきよう向原むかいばら源長寺げんちようじの各枝郷があった。根木和とも記した。元和八年(一六二二)山形藩領、正保元年(一六四四)幕府領、貞享二年(一六八五)山形藩領となる。翌三年藩主堀田氏の転封により、陸奥福島藩領、元禄一三年(一七〇〇)山形藩領となる。延享元年(一七四四)幕府領、同三年下総佐倉藩領、翌四年陸奥棚倉藩領となり、宝暦一三年(一七六三)佐倉藩領に復した。寛永一三年(一六三六)の保科氏領知目録に村名がみえ、高一千七石余、同一六年の定納一紙(佐藤文書)によれば高一千二六〇石余、村内の反別は田三一町八反余、畑・屋敷二三町余、ほかに山野辺やまのべ要害ようがい大塚おおつか深堀ふかぼり三河尻みかわじりの五村に出作地一八町一反余があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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