一字一石経(読み)いちじいっせききょう

  • いちじいっせききょう ‥キャウ
  • いちじいっせききょう〔キヤウ〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

経典を小石に1字ずつ書写したもの。追善,供養などのために地中にめ,その上に年月日,目的などを記した石塔の類を建てることが多い。江戸時代に盛行した。 (→経塚 )  

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

は平安時代末期、仏法護持のために始まったとされる。江戸時代には極楽往生などを願って広く行われ、小石に経典の一文字を書いた一字一石経ほか、大きめの石に複数の文字を書いた多字一石経もある。

(2010-06-11 朝日新聞 朝刊 群馬全県 1地方)

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世界大百科事典 第2版の解説

石ころに一字ずつ経典を書写したもの。経塚に埋納した経典の一種礫石経経石,一石経などともいう。墨書と朱書があり,経典は《法華経》が多いが,《阿弥陀経》《般若心経》《華厳経》などもある。石ころはすべて自然石で,加工したものはない。普通2~3cmぐらいの扁平な河原石を選び,片面に一字を書写している。しかし,山石や,凹凸のあるもの,10cmを超えるもの,また一石に表裏一字ずつ,あるいは数字,数十字を写したものもある。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 仏語。小石一つ一つに一字ずつ写された経。

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