格付け機関(読み)かくづけきかん

百科事典マイペディア 「格付け機関」の意味・わかりやすい解説

格付け機関【かくづけきかん】

債券発行体の財務内容・収益性担保有無を総合的に判断し,発行体の信用度を格付けrating)して表示する民間機関。適債基準のない米国では,ムーディーズ社(1903年創立),スタンダード・アンド・プアーズ社(S&Pと略称。1916年格付けに着手),フィッチ社などが有名。近年は米国以外の諸国でも一般的になっている。日本には,日本格付研究所(JCR),日本格付投資情報センター(R&I)の2社がある。→格付け会社
→関連項目ジャンク・ボンド

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「格付け機関」の解説

格付け機関

債券の格付けを行なうことを業務とする機関。格付け会社ともいう。格付け機関は債券の発行者からの依頼を受け、格付けをスタートする。そして、アナリストチームを編成し、発行会社の経営陣とのミーティングを行ない、格付けを決定する。格付けは「AAA」や「BB+」など、アルファベットおよびプラスマイナスで表現することが多い。日本では金融庁が格付け業務を独占する、格付け機関を指定している。2006年現在、ムーディーズ、S&P、フィッチレーティングス、R&I(格付け投資情報センター)、日本格付研究所が指定された格付け機関である。

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