着手(読み)ちゃくしゅ

精選版 日本国語大辞典「着手」の解説

ちゃく‐しゅ【着手】

〘名〙
① とりかかること。やりはじめること。手をつけること。
※明六雑誌‐一四号(1874)知説・一〈西周〉「現在の施設に臨み手の方法を定め」
※日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五「家康の時より著手し」 〔晉書‐杜預伝〕
刑法で、犯罪実行を開始すること。すなわち罪を犯す意思で犯罪構成要件にあたる行為、あるいはそれに密接する行為を開始すること。実行の着手。他人の財布をすり取ろうとして、ポケットに手を差し入れる場合など。
※刑法(明治四〇年)(1907)四三条「犯罪の実行に著手し之を遂げざる者は其刑を減軽することを得」

き‐て【着手】

〘名〙 着る人。つける人。
申楽談儀(1430)面の事「たつ右衛門迄は、たれもきるに子細なし。夜しゃより後のは、きてをきらふ也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「着手」の解説

ちゃく‐しゅ【着手】

[名](スル)
ある仕事に手をつけること。とりかかること。「研究に着手する」
(「著手」とも書く)刑法で、犯罪の遂行に直接関係のある行為にとりかかること。
囲碁・将棋などで、石を置いたり駒を動かしたりすること。。「着手禁止点」
[類語]手を付ける手を染める始めるしだすやりだす掛かる取り掛かるしかかるしかける開始する幕開き開幕始まる踏み出すスタート出出し立ち上がり手始め皮切り口切り封切り起動始動発動幕がふたく・蓋を開けるしょ・ちょ端を発する口火を切る火蓋を切る幕を切って落とす狼煙のろしを上げる手を付ける御輿みこしを上げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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