格子細胞(読み)コウシサイボウ

デジタル大辞泉 「格子細胞」の意味・読み・例文・類語

こうし‐さいぼう〔カウシサイバウ〕【格子細胞】

動物の脳内にある、方向感覚や相対的な位置関係を認識する神経細胞海馬に近い嗅内野に存在する。2005年、ノルウェーの神経科学者エドバルト=モーセル、マイブリット=モーセル夫妻により発見。グリッド細胞
[補説]2014年、モーセル夫妻は「脳の空間認知に関する細胞の発見」の業績により、場所細胞を発見したジョンオキーフとともにノーベル生理学医学賞受賞

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android