桂米喬(読み)カツラ ベイキョウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桂米喬」の解説

桂 米喬(2代目)
カツラ ベイキョウ


職業
落語家

本名
井上 弁二郎

別名
前名=桂 文蝶,桂 米紫

生年月日
万延1年

経歴
初め桂文我の門人となり文蝶と名乗る。明治18年2代目桂文団治の門下となり米紫と改め、25年米喬となる。21歳の時疱瘡にかかり顔中に痘痕が残ったところから鰐皮とあだ名された。笑いの多い愛嬌たっぷりの芸風で三友派中の人気者となった。「いかけ屋」を大得意とし、噺の最後に高座に吊ってある電球をなめる珍芸でも笑いをとった。藤本義一の小説「鬼の詩」のモデルである。

没年月日
明治37年 5月25日 (1904年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android