桐竹 紋十郎(初代)(読み)キリタケ モンジュウロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桐竹 紋十郎(初代)」の解説

桐竹 紋十郎(初代)
キリタケ モンジュウロウ


職業
文楽人形遣い

本名
小林 福太郎

別名
前名=桐竹 亀松,桐竹 門十郎(2代目)

生年月日
弘化2年 2月

出生地
摂津国(大阪府)

経歴
13歳で3代目吉田辰造に入門、辰三郎を名乗ったが、18歳の時大坂を離れて信州、江戸で修業。明治9年文楽座に帰り、桐竹亀松、門十郎を名乗る。翌10年祖父の名義紋十郎を復活。もとは立役遣いだったが、文楽座に戻ってからは女形遣いとなり、政岡玉手、お園、お三輪などを得意とし、初代吉田玉造と並んで明治期の文楽人形遣いの代表的存在であった。

没年月日
明治43年 8月15日 (1910年)

家族
父=桐竹 門十郎(初代)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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