梁川星巖(読み)やながわせいがん

精選版 日本国語大辞典 「梁川星巖」の意味・読み・例文・類語

やながわ‐せいがん【梁川星巖】

江戸後期の漢詩人。美濃国(岐阜県)の人。名は孟緯、字は公図、また伯兎、通称新十郎。星巖はその号。古賀精里山本北山に学ぶ。初め宋詩を学び、のち唐詩に開眼し、広く元・明・清諸家の精を探り、律・絶を得意とした。妻の紅蘭と足かけ五年に及んで西遊し、各地の名士と交わり、天保三年(一八三二)江戸に玉池吟社を開いた。のち京都で勤王志士と交わり尊王攘夷を唱えた。著「星巖集」「春雷余響」など。寛政元~安政五年(一七八九‐一八五八

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