梃入(読み)てこいれ

精選版 日本国語大辞典 「梃入」の意味・読み・例文・類語

てこ‐いれ【梃入】

〘名〙
① 取引市場で、相場のおもわくによって株価を人為的に操作すること。多く、下落する相場を買い支える場合にいう。〔取引所用語字彙(1917)〕
② 不安定なところや弱い状態にあるものなどに、助力援助を与えて順調に運ぶようにすること。
※ボロ家の春秋(1954)〈梅崎春生〉「雨は漏るし風は入るし、〈略〉、ここらで金をかけて根本的にテコ入れしなきゃ、大変なことになりさうなのですが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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