梯立(読み)はしたて

精選版 日本国語大辞典 「梯立」の意味・読み・例文・類語

はし‐たて【梯立】

  1. 〘 名詞 〙 ( 後世は「はしだて」とも ) はしごを立てること。立っているはしご。また、その形に似たもの。
    1. [初出の実例]「故諺に曰はく、神の神庫も樹梯(ハシタテ)の随(まま)にといふは、此れ其の縁なり」(出典日本書紀(720)垂仁八七年二月(北野本訓))
    2. 「彼夢(ゆめみ)て梯(ハシダテ)の地にたちゐて其巓の天に達(いた)れるを見」(出典:旧約全書(1888)創世記)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の梯立の言及

【梯子】より

…梯子は古く〈はしのこ〉と呼ばれ,〈こ〉は木の葉(このは)などと同じく〈木〉の古形であり,〈はし〉は端,橋などと同根で,端と端の間に渡すという意味である。〈はしのこ〉は端と端の間に渡した横木を指したが,これがいつしか梯子全体を指すようになったと思われ,梯子を立てることを梯立(はしたて)ともいった。梯子の種類には一本梯子(雁木(がんぎ)梯子),二また梯子,縄梯子,折りたたみ梯子,棒梯子などがある。…

※「梯立」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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