梶川彦兵衛(読み)かじかわひこべえ

百科事典マイペディア 「梶川彦兵衛」の意味・わかりやすい解説

梶川彦兵衛【かじかわひこべえ】

江戸初期の蒔絵(まきえ)師。生没年不詳。寛永年間に幕府仕え,蒔絵の名手といわれ,特に印籠(いんろう)蒔絵にすぐれた。門人の久次郎が梶川家の跡を継ぎ,寛文年間幕府に仕え,江戸中橋に住んだ。子孫代々業を継ぎ,梶川蒔絵と呼ばれた。
→関連項目漆器

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「梶川彦兵衛」の解説

梶川彦兵衛 かじかわ-ひこべえ

?-? 江戸時代前期の蒔絵(まきえ)師。
蒔絵師梶川家の祖で,寛文年間(1661-73)徳川家につかえる。門人の梶川久次郎が跡をついだ。江戸出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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