ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
漆器
しっき
lacquerwork; japan
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(そく)、即(そく)とよび、近代では乾漆(かんしつ)という。原型を取り除いた脱活(だっかつ)乾漆と、内部を木製の枠の骨組みの構造体で支えた木骨夾紵、また木彫の上に施した木心乾漆とがあり、原型も石膏、こんにゃく、ゴムを利用する方法が近代になって行われた。陶磁は縄文晩期の是川(これかわ)遺跡の土器に施工したものがみられ、高台寺の薬味壺(つぼ)や江戸末期の豊助楽焼(とよすけらくやき)などがある。しかし、ショックに弱く、器物として重いのであまり残っていない。金属を溶解して成形する鋳造法と、板金を金槌(かなづち)で加工する鍛金技術と、金型と機械によってプレスする量産技術には、材料として鉄、銅、青銅、真鍮(しんちゅう)、アルミニウム、アルミ合金、亜鉛合金、錫(すず)などの卑金属や金、銀の貴金属が使用されている。とくに鉄に漆を塗る防錆(ぼうせい)法が古くから行われ、焼塗法という直火(じかび)で漆を焼き付けて塗装した。現代では合成高分子工業の急速な発展から各種のプラスチック製品が開発され、量産化されている。
漆(きゅうしつ)法といい、工程は下地(したじ)と上塗りに分けられる。下地は素地の成形、堅牢(けんろう)化、上塗りをしやすくするために行われるが、木材素地の下地でもっともよいのは漆下地である。本堅地(ほんかたじ)塗りと本地(ほんじ)塗りとがあって三十数回に及ぶ工程を経て完成させる。より簡易な方法に蒔地(まきじ)があり、漆を塗って地の粉(こ)、砥(と)の粉を蒔(ま)き、素地に吸着させて下地とする方法である。また乾漆も下地としてみられる。漆を使用する以外の下地を総称して、代用下地といい、糊地(のじ)、万造(まんぞう)下地、渋(しぶ)下地、膠(にかわ)下地、化学製品によるカゼイン下地、カシュー下地、ベークライトの下地などがある。塗りには花塗りと蝋色塗りとがあり、前者を塗立て、溜(ため)塗りともいい、油分を含んでいる上塗り漆を塗るので、そのままでも光沢を発する。後者は油分のない上塗り漆を塗って乾かし、木炭で研いで摺(すり)漆をし、さらに種油と角粉(つのこ)をつけて磨く。素地を美しくみせるために、淡い色で染め透明な漆を塗る春慶塗、また単調な色調を破り、大いに変化をつける変(かわり)塗りがある。これは別名鞘(さや)塗りとよび、江戸時代の刀鞘の塗装で、今日まで津軽塗、若狭(わかさ)塗などにその技が伝えられている。[郷家忠臣]
冊子箱(ほっそうげかりょうびんがまきえそくさっしばこ)(国宝)で、『醍醐(だいご)天皇御記』により919年(延喜19)に製作されたことが知られる。その図様は唐風であるが、箱の形態は曲線的構造であり、唐風に比し柔らかな感じを示し、国風化が進んだことが認められる。
(ぎょうようらでんひらやなぐい)(いずれも国宝)、東京国立博物館の沃懸地獅子螺鈿鞍(ししらでんくら)(重文)、サントリー美術館の浮線綾(ふせんりょう)螺鈿蒔絵手箱(国宝)などがあげられる。日光輪王寺の蒔絵手筥(てばこ)(重文)は1228年(安貞2)に寄進されたと記されているが、その図は和歌「住よしの松のひまより見る時は月落かかる淡路島山」の意を蒔絵で表現した、いわゆる歌絵である。そのほか漢詩から取材し、図中に文字を挿入している手箱が多くみられる。この伝統は後世の室町・東山時代に製作された硯箱に受け継がれて、名高い硯箱が数々現存しているが、江戸初頭の本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)も優れた作品を製作している。出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…器物に漆を塗り,その上に蒔絵や漆絵などの加飾をほどこした工芸。漆器は日本,中国,朝鮮,台湾,タイなどで産出し,その国の風土に適した技法が発達した。とくに日本の漆工芸は中国の強い影響を受けながら独自の発達をし,国際的にも認められ,西洋ではジャパニングの名でも呼ばれている。…
…漆器の加飾技法の一つ。器形を構成する素地(きじ)(胎)は,一般に木材を用いる場合が多いが,金属胎や磁胎,乾漆胎もある。…
※「漆器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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