棟餠(読み)ぐしもち

精選版 日本国語大辞典 「棟餠」の意味・読み・例文・類語

ぐし‐もち【棟餠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぐし」は屋根の棟(むね)の意 ) 上棟式、また、屋根の葺き替えの日に、集まった人々にまき散らす祝いの餠。西の方では「棟上げの餠」といって新築の際に限るようになっているが東北地方では今なお葺き替えの日に行なわれる。餠は多く粢(しとぎ)を用いるが、いっしょに小銭(昔は一文銭寛永銭)をまく所も少なくない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 しとぎ 名詞

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android