日本歴史地名大系 「森津新田村」の解説 森津新田村もりづしんでんむら 愛知県:海部郡弥富町森津新田村[現在地名]弥富町森津木曾川下流の鍋田(なべた)川沿いの小村。東は川や沼を隔てて鎌島(かまじま)新田村、北は筏(いかだ)川に接する水郷村。「徇行記」によれば、正保四年(一六四七)の検地で村高三一八石余は一円蔵入地。田は二四町三反八畝余、畑は三町一反三畝余。「寛文覚書」に戸数一七、人数八五とある。「徇行記」は「此新田ハ慶安年中武田沢右衛門先祖開墾スル所也、今地主ハ沢右衛門、平島新田市兵衛・九兵衛、鎌島新田忠兵衛、松名新田治右衛門五人也、其余ハ皆無高小百姓ナリ、農屋ハ筏川堤上ニアリ、用水ハ鍋田川ヨリカヽル」と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報