森田亀之助(読み)モリタ カメノスケ

20世紀日本人名事典 「森田亀之助」の解説

森田 亀之助
モリタ カメノスケ

大正・昭和期の美術史家 金沢美術工芸大学学長。



生年
明治16(1883)年1月24日

没年
昭和41(1966)年2月21日

出生地
東京

別名
号=煙無形,華明

学歴〔年〕
東京美術学校西洋画科〔明治29年〕卒

経歴
在学中から岩村透に西洋美術史と英語を、神田国民英学会などで英語を学び、卒後母校助手となり英語を担当、大正4年から美術史も担当、6年助教授。14年〜昭和2年欧州留学、4年再渡欧、欧州古写本絵飾を調査、同年教授となった。19年退職。21年金沢美術工芸専門学校創立校長となり、30年同美術工芸大学長。一方明治42年から雑誌「美術新報」編集に参加、海外美術界消息、外国美術家評伝、研究評論を執筆した。著書に「芸術家と美術運動」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森田亀之助」の解説

森田亀之助 もりた-かめのすけ

1883-1966 大正-昭和時代の美術史学者。
明治16年1月24日生まれ。専門は西洋美術史。母校の東京美術学校(現東京芸大)教授をへて,昭和21年金沢美術工芸専門学校の創立に際し校長としてまねかれた。30年大学への改組とともに初代学長。昭和41年2月21日死去。83歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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