植木元太郎(読み)ウエキ モトタロウ

20世紀日本人名事典 「植木元太郎」の解説

植木 元太郎
ウエキ モトタロウ

明治〜昭和期の実業家 島原鉄道創立者;衆院議員(政友会)。



生年
安政4年8月2日(1857年)

没年
昭和18(1943)年1月25日

出身地
長崎県多比良村(国見町)

経歴
漢学・国学を修める。長崎県多比良村で家業酒造業を継ぐ。多比良村議、長崎県議、立憲政友会創立委員などを務める。明治35年衆院議員(政友会)となり、当選2回。一方、長崎農工銀行取締役、島原貯蓄銀行取締役、口ノ津鉄道社長、温泉鉄道社長、島原商工会顧問などを歴任。41年島原鉄道を創立して社長となり、大正2年諫早‐島原湊間を開通させた。昭和15年初代島原市長に就任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「植木元太郎」の解説

植木元太郎 うえき-もとたろう

1857-1943 明治-昭和時代前期の実業家,政治家
安政4年8月2日生まれ。長崎県多比良(たいら)村(国見町)で家業の酒造業をつぐ。明治35年衆議院議員(当選2回,政友会)。41年島原鉄道を創立して社長となり,大正2年諫早-島原湊間を開通させた。昭和15年初代島原市長。昭和18年1月25日死去。87歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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