椰胡(読み)やこ(その他表記)yē hú

改訂新版 世界大百科事典 「椰胡」の意味・わかりやすい解説

椰胡 (やこ)
yē hú

中国擦弦楽器胡琴の類。椰子の殻を胴とするのでこの名称がある。胴の表板は桐木製で棹は比較的長い。2弦。椰子の殻が比較的小さく,棹の短いものは高音を奏し,〈梆胡ほうこ)〉と呼ばれる。地方劇梆子(ほうし)音楽の伴奏楽器として用いられてきた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 三谷 陽子

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む