日本歴史地名大系 「楚南村」の解説 楚南村すなんむら 沖縄県:沖縄島中部石川市楚南村[現在地名]石川市楚南(そなん)山城(やまぐしく)村の南にあり、東は東恩納(ひじやうんな)村、南は美里(んざとう)間切池原(いちばる)村(現沖縄市)。絵図郷村帳では越来(ぐいーく)間切のうちに「そなん村」と記される。琉球国高究帳でも「そなん村」とあり、高頭四九石余、うち田二三石余(うち永代荒地六石余)・畠二五石余。康熙五年(一六六六)美里間切新設後は、同間切楚南村となる(「球陽」尚質王一九年条)。村位は田畠とも下(里積記)。年代は不明ながら楚南村の疲弊した様子を伝える前嘉手苅親雲上の下知役派遣を依頼した口上覚(琉球資料)が残る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by