楜ヶ原村(読み)くるみがはらむら

日本歴史地名大系 「楜ヶ原村」の解説

楜ヶ原村
くるみがはらむら

[現在地名]大山町楜ヶ原

神通川水系くろ川支流の楜ヶ原川右岸の斜面の小平坦地に位置する。地名クルミの木が繁茂したことによると伝える(楜はコショウである)出村かし円段えんだんがある。正保郷帳の高二五二石余、田方九町余・畑方七町七反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高三〇三石、免四ツ二歩、小物成は山役二八二匁・炭役三〇匁・鮎川役二匁(三箇国高物成帳)。天保一一年(一八四〇)の高免帳(杉木家文書)によれば、貞享四年(一六八七)の川崩れによる減石一〇七石があり、享保八年(一七二三)五石の増石により草高二〇五石となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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