日本歴史地名大系 「楠ヶ山村」の解説 楠ヶ山村くすがやまむら 千葉県:船橋市楠ヶ山村[現在地名]船橋市楠が山町・三咲(みさき)八丁目大穴(おおあな)村の北東にある。東の金堀(かねほり)村間を神保(じんぼう)川、南東の古和釜(こわがま)村間を木戸(きど)川が流れる。吉橋香取山(よしはしかとりやま)城(現八千代市)が落城した時に家臣の一部が当地の谷沿いの山林に移り隠れ、のち台地下に移ったのが集落の起りだという。「本土寺過去帳」に「妙善 楠山円光院ア子 天正丙戌八月」「クスカ山円光坊」がみえる。寛永二年(一六二五)の知行宛行状に村名がみえ、高七七石余が旗本山名領。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では幕府領で、高七七石余。旧高旧領取調帳では旗本山名領七七石余・幕府領一〇石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by