デジタル大辞泉 「子安観音」の意味・読み・例文・類語 こやす‐かんのん〔‐クワンオン〕【子安観音】 1 安産や幼児の成長を守護するという観世音菩薩かんぜおんぼさつ。2 隠れキリシタンが礼拝した聖母像。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「子安観音」の意味・読み・例文・類語 こやす‐かんのん‥クヮンオン【子安観音】 〘 名詞 〙① 妊婦の安産、幼児の無事成長を守護するという観世音菩薩。京都清水の泰産寺の一寸八分の観音が有名。[初出の実例]「さて子安観音の像は端麗なる女性の観音が膝の上に幼児を抱く姿に作られてゐる」(出典:旅‐昭和二一年(1946)復刊号・子安観音と鬼子母神〈三輪善之助〉)② キリシタン禁制のころ、隠れキリシタンが礼拝した聖母像のこと。マリア観音。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の子安観音の言及 【子安神】より …子安神の名は《三代実録》に〈美濃国児安神〉とあり,その信仰は古い。子安神には木花之開耶姫(このはなのさくやびめ)を祭神とする子安神社と,観音・地蔵などと結びついた子安観音・子安地蔵とが全国的に分布している。子安観音は中国の慈母観音の影響を受けたといわれ,幼児を抱いた慈母の像で,西日本に多く,堂または神社の形をとって祀られている。… ※「子安観音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by