コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

楠葉関 くすはのせき

1件 の用語解説(楠葉関の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

くすはのせき【楠葉関】

中世,河内国交野郡楠葉(古くは葛葉,樟葉とも表記。現,大阪府枚方市)の淀川沿岸にあった関所。関所設置の時期は明確でないが,《太平記》によれば,後醍醐天皇の親政にあたり,〈商賈往来ノ弊,年貢運送ノ煩アリ〉として新関が停止されたときにも,大津,楠葉のみは除外されていることによって由緒の深さが知られる。1340年(興国1∥暦応3)には,院宣により,楠葉関は春日社造営料所に充てられており,48年(正平3∥貞和4)には,伊勢国から宝剣を進上した円成阿闍梨なる者に,恩賞として同関を与えるとの院宣が下されたが,〈葛葉ノ関ハ,年来南都ノ管領ノ地ニテ候ヲ,無謂召放レン事,衆徒ノ嗷訴ヲ招クニテ候ハズヤ〉というわけで直ちに返付されている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

楠葉関の関連キーワード交野時雍交野時貞交野市交野国交内国内国法人葛葉山人百済教法

今日のキーワード

日本政策投資銀行

1999年に日本開発銀行と北海道東北開発公庫を統合し、発足した政府系総合政策金融機関。一般の金融機関が行なう金融などを補完・奨励し、長期資金の供給などを行ない、日本の経済社会政策に金融上で寄与していく...

続きを読む

コトバンク for iPhone