楯縫(読み)たてぬい

精選版 日本国語大辞典 「楯縫」の意味・読み・例文・類語

たて‐ぬい‥ぬひ【楯縫】

  1. [ 1 ] 楯をつくること。古代、牛皮などを縫い合わせて楯をつくること。また、その人。
    1. [初出の実例]「彦狭知神を作盾者(タテヌヒ)と為(す)」(出典日本書紀(720)神代下(鴨脚本訓))
  2. [ 2 ]
    1. [ 一 ] 島根県(出雲国)の旧郡名。明治二九年(一八九六)出雲・神門(かんど)の二郡と合併して簸川(ひかわ)郡となる。
    2. [ 二 ] 出雲国(島根県)意宇(おう)郡の郷名。平安期の「和名抄」では能義郡に属する。現在の安来市宇賀荘のあたり。また、「出雲風土記」「和名抄」にみえる楯縫郡四郷の一つで現在の出雲市西郷町・東郷町付近。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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